2025年6月23日公開のAI関連ニュースまとめ

AI関連ニュース

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ChatGPTに新機能「Record Mode」登場:音声のリアルタイムテキスト化と自動要約

OpenAIは、AIチャットボット「ChatGPT」のPro、Enterprise、Eduユーザー向けに、新機能「Record Mode」の提供を開始しました。この機能は、音声をリアルタイムでテキストに変換し、さらにその内容を自動で要約することが可能です。これにより、会議の議事録作成や音声メモの整理など、多様なシーンにおける業務効率化が期待されます。

「Record Mode」はmacOS版デスクトップアプリで利用でき、デバイスのマイクアクセスを許可後、ChatGPTのインターフェースから簡単に操作できます。最大2時間の録音に対応し、完了後はテキスト化された要約が「Canvas」としてチャット履歴に自動保存されます。このCanvasは手動編集のほか、指示に応じて異なる形式へ変換も可能です。

音声データのプライバシー保護も重視されており、録音された音声はテキスト変換直後に削除され、原則としてモデルトレーニングには利用されません。ただし、ユーザー設定によってはモデル改善に利用される可能性もあるため、設定確認が推奨されます。この新機能により、ChatGPTの活用範囲がさらに広がるでしょう。

引用元:ZDNet Japan

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Amazon Q Developerの「Agentic Coding」機能、2025年8月より利用上限設定へ

Amazon Q Developerの強力な機能「Agentic Coding」に対し、2025年8月1日から利用上限が設定される見込みです。AIを活用した開発支援ツールの需要が高まる中、他社サービスでも利用制限や課金が導入されており、Amazon Q Developerの今後の動向が注目されていました。

「Agentic Coding」は、Amazon Q Developer CLIの`/tools`コマンドで表示されるツール群の利用を指し、有効な場合、AWSドキュメント参照時のMCP Serverへの問い合わせ、ローカルコマンドの自動実行、ファイルの自動作成などが可能になります。この機能が無効な場合は、自動実行は行われず、ユーザーがコマンドを実行する形式となります。

Amazon Q Developer Proプランは月額19ドルで、日割り請求されるためコスト管理がしやすい一方、月の途中キャンセルでも全額請求される点には注意が必要です。利用上限設定は運用形態に影響を与える可能性はありますが、本サービスの有用性は引き続き高いと見られています。

引用元:クラスメソッド開発者ブログ

2025年8月1日からAmazon Q Developer のAgentic Coding に利用上限が設定されます | DevelopersIO
MCPサーバやビルトイン機能(use_awsなど)の利用もAgentic Coding に該当します。

プレスリリース

メタリアル、セキュリティインシデント解析AIエージェント「Metareal IR」を提供開始

株式会社メタリアルは、セキュリティインシデント解析レポート作成AIエージェント「Metareal インシデントレスポンス(Metareal IR)」の提供を2025年6月23日より開始しました。本ツールは、高度化するサイバー攻撃とセキュリティ人材不足という現代の課題に対応するため、ITサービス企業のインフラ部門やセキュリティ課向けに開発されました。

「Metareal IR」は、ユーザーのプロンプトに基づき、社内セキュリティログ、インシデント対応マニュアル、さらにはインターネット上の最新脅威やパッチ情報をAIが統合的に解析します。これにより、インシデントの発生状況から対応履歴、リスク要因、そして今後の対策提案までを、わずか数分でWord/PDF形式のレポートとして自動生成することを可能にします。これにより、セキュリティアナリストの業務負担を大幅に軽減し、迅速かつ網羅的なレポート作成を支援することが期待されています。

主な特徴としては、自社固有の状況に即したレポートの自動生成、個別インシデントごとのカスタマイズ出力、生成AIによる最新情報自動反映、専門知識が浅い担当者の即戦力化支援などが挙げられます。メタリアルは今後も業種特化の生成AIシリーズを展開し、AIコンサルティングを強化していく方針です。

引用元:PR TIMES

【メタリアル・グループ】セキュリティインシデント解析レポート作成AIエージェント「Metareal インシデントレスポンス(Metareal IR)」6/23提供開始
株式会社メタリアルのプレスリリース(2025年6月23日 15時30分)【メタリアル・グループ】セキュリティインシデント解析レポート作成AIエージェント「Metareal インシデントレスポンス(Metareal IR)」6/23提供開始

AI inside、AIエージェント化戦略で次なる成長ステージへ:生成AIモデル「PolySphere」を強化

AI-OCR分野で国内トップシェアを誇るAIソリューション企業AI inside(4488)が、AIエージェント化戦略により新たな成長ステージへ移行する計画を発表しました。同社の主力製品であるAI-OCRサービス「DX Suite」は、手書き文字の高精度読み取りを通じて業務の自動化・効率化に貢献しており、クラウド型に加えてオンプレミス型「AI inside Cube」も提供しています。

AI insideの強みは、98億回以上の読み取り実績に基づく膨大なデータ資産、独自の分散推論インフラ、自社開発の生成AIモデル「PolySphere」の高い研究開発力(ハルシネーション率2%未満)、そして幅広い顧客基盤の4点にあります。

2025年3月期は投資により減益・最終赤字となったものの、「DX Suite」の契約件数とユーザー数は順調に拡大し、月平均のAI利用回数も2.1億回に達するなど、事業基盤は堅調です。2026年3月期は増収増益を見込んでおり、本格的な成長加速が期待されます。

今後の重点戦略として、「DX Suite」のAIエージェント機能標準搭載による帳票読取設定やストレージ連携の自動化、さらに自社開発LLM「PolySphere-3」の進化が挙げられています。「PolySphere-3」は非定型帳票の項目抽出精度向上に加え、日本語音声対応やマルチモーダル統合などを目指し、ユーザー体験の革新を図る方針です。AI-OCRで培った強固な基盤を活かし、AIエージェント化を通じて事業領域を拡大する同社の展開が注目されます。

引用元:ダイヤモンド・オンライン

AIinside---AI-OCR国内トップシェア企業、AIエージェント化戦略で次なる成長ステージへ
AIinside 4075 -700AIinsideは、AI-OCR国内トップシェアを誇るAIソリューション企業である。他の追随を許さない高度なOCR技術を強みとして、生成AIやエッジ技術と組み合わせた高度な業務自動化ソリューションを展開し...

ヌーラボ、ABEJAと共同で「Backlog」に生成AI活用タスク管理支援機能開発へ

ヌーラボは2025年6月19日、AIプラットフォームを提供するABEJAと共同で、生成AIを活用した「タスク管理支援機能」の開発に着手したことを発表しました。この新機能は、2025年秋の実装を目指し、同社のプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」での活用が計画されています。

従来のチーム運営における議論や決定事項の実行プロセスにおける曖昧さを解消するため、ヌーラボは生成AI・LLMの実装に強みを持つABEJAと連携。チーム運用の各段階をAIが補完する「バックログスイーパー」としての機能開発を進めています。具体的には、会議内容の要約、タスクの抽出・登録、進捗状況の検知・アラートなど、プロジェクトを円滑に進行させる機能が期待されます。

ヌーラボは、Backlogの20周年特設サイトでも、AIとの協働による“次世代のチームワークマネジメント”の展望を示しています。今回のABEJAとの共同開発は、この展望を実現するための重要な一歩であり、チームワークを支援する生成AI機能の検討や、BacklogとAIエージェントをつなぐMCPサーバーの公開なども進められる予定です。

引用元:ASCII.jp

ヌーラボが“タスク管理支援”の生成AI機能を開発 2025年秋の実装目指す
ヌーラボは、AIプラットフォームを提供するABEJAの協力のもと、生成AIを活用した「タスク管理支援機能」の開発を開始したことを発表した。

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