2025年2月13日公開のAI関連ニュース(Gemini)

AI関連ニュース

目次

  1. 富士通、機密データも扱えるクラウド型生成AIサービスを開始
  2. OpenAI、GPT-4.5とGPT-5の開発ロードマップを発表
  3. SHIFT AI、法人向けGitHub Copilotリスキリングコースを提供開始
  4. 総務省、DIGITAL POSITIVE ACTION公式サイトを公開
  5. 生成AI開発データセンターが香川県綾川町に開設
  6. Helpfeel、2025年に自律型AIエージェントをリリースへ
  7. Adobe MAX 2025で生成AIとフォントの進化が発表
  8. みんなのコード、「みんなで生成AIコース」を無償提供
  9. 八王子市、生成AIを活用したオンライン相談窓口を開設
  10. 産総研、機械学習でナノセルロースの評価技術を開発

1. 富士通、機密データも扱えるクラウド型生成AIサービスを開始

企業や団体における生成AIの活用ニーズの高まりに対応し、富士通は2025年度から「Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platform」の提供を開始する。本サービスは、顧客データをプライベート領域で管理でき、機密情報を安全に扱いながら生成AIを活用できるクラウドサービスだ。エフサステクノロジーズの生成AI基盤やSupermicroのGPUサーバ、さらに富士通のAIサービス「Kozuchi」の企業向けLLM「Takane」などを組み合わせることで、高度なセキュリティと利便性を両立。企画時のアイデア検討から議事録作成、プログラムコードの自動生成といった幅広い業務領域で、生成AIの活用を支援する。本サービスのトライアル利用は、2025年2月13日から3月31日まで日本国内で受け付ける。

2. OpenAI、GPT-4.5とGPT-5の開発ロードマップを発表

OpenAIのサム・アルトマンCEOは、GPT-4.5とGPT-5に関するロードマップをX上で公開した。GPT-4.5は今後数週間でリリースされ、その数か月後には、OpenAI o3を含む複数の技術を統合したGPT-5を提供する予定。GPT-5はChatGPTとAPIの両方で利用可能になり、ChatGPTの無料プランでも利用できるようになる。上位プランでは、高レベルなGPT-5の利用に加え、音声、検索などの機能も統合される予定だ。アルトマンCEOは、モデル選択の複雑さを解消し、「魔法のように自然に高度なAIを利用できる世界」を目指すとしている。

3. SHIFT AI、法人向けGitHub Copilotリスキリングコースを提供開始

株式会社SHIFT AIは、2025年2月13日より、エンジニア向けのオンライン学習コース「GitHub Copilotコース」の提供を開始した。本コースは、生成AI技術を活用したプログラミングの基本を学び、GitHub Copilotを実践的に活用するスキルを習得できる内容となっている。企業は、このコースを通じてエンジニアのAIスキルを向上させ、AIと共存できる環境づくりを支援し、持続可能なデジタル社会の発展に貢献できるとしている。

4. 総務省、DIGITAL POSITIVE ACTION公式サイトを公開

総務省は、「DIGITAL POSITIVE ACTION」の公式サイトを公開した。DIGITAL POSITIVE ACTIONとはICTスキルを年齢、性別問わずすべての人に提供し、デジタル社会で活躍してもらうためのプロジェクト。本プロジェクトは、デジタル活用支援推進事業などを通じてICTリテラシーの向上を目指す取り組みを推進していく。

5. 生成AI開発データセンターが香川県綾川町に開設

香川県綾川町で、AI開発のための専用データセンターが2025年8月に開設される予定だ。これに先立ち、町内の小学校で子どもたちがプログラミングの楽しさを学ぶ教室が開かれた。綾川町では、この教室をほかの学校でも開き、地域活性化につなげたいとしている。

6. Helpfeel、2025年に自律型AIエージェントをリリースへ

株式会社Helpfeelは、企業内の膨大な情報を横断的に解析し、意思決定をサポートする「自律型AIエージェント」を2025年内にリリースすることを発表した。このAIエージェントは、エンタープライズ企業における複雑な業務に向けて、知識の活用、分析、提案までを効率化し、迅速な意思決定を促進して生産性向上に寄与するとしている。

7. Adobe MAX 2025で生成AIとフォントの進化が発表

Adobeが開催するクリエイター向けイベントAdobe MAX Japan 2025で、PhotoshopやIllustratorなどのメジャーアップデートが発表された。特に注目されているのは、生成AIの進化であり、Adobe Fireflyを活用した画像や映像編集がより簡単に、高品質にできるようになっている。また、フォントにも新しい風が吹き、「百千鳥」という和風フォントやバリアブルフォントが追加され、デザインの幅が広がると期待されている。

8. みんなのコード、「みんなで生成AIコース」を無償提供

特定非営利活動法人みんなのコードは、「プログルラボ みんなで生成AIコース」を2025年度も全国の小中高に無償で提供する。このプロジェクトは株式会社セールスフォース・ジャパンの支援を受けており、学校現場における生成AIの適切な利用促進とともに、全国の学校で生成AIを安全かつ安心して活用できる環境整備を進めていくとしている。

9. 八王子市、生成AIを活用したオンライン相談窓口を開設

東京都八王子市は生成AI技術を活用して、市民から生活の困りごとや悩みをオンラインで受け付ける実証実験を始めた。孤独・孤立対策の一環として、悩みを抱える人を支援するのが狙いで、24時間対応、匿名での相談が可能だ。AIで対処することで、専門職員の不足や対応にかかる時間などの課題解決を目指すとしている。

10. 産総研、機械学習でナノセルロースの評価技術を開発

国立研究開発法人 産業技術総合研究所は、機械学習技術を用いてナノセルロースの沈降測定から比表面積を予測することに成功した。この技術により、ナノセルロースの形状の違いを簡便に評価できるようになるため、品質管理に活用できると期待される。また、ポリプロピレン/ナノセルロース複合材料の物性予測にも利用できるとしている。

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